弘前「豊盃の会」
2011年 07月 27日
真夏に清酒をより楽しんで飲むよいきっかけになればと、
青森という北国で、冬の寒さ厳しい中、
旨い酒を醸していきたいという蔵人が、
わざわざ東京まで足を運んでくださいました。
青森県弘前市にある三浦酒造㈱。
「弘前ねぷた祭り」「弘前城の桜」でも有名なこの地にある蔵元さんです。
現在は兄弟で造りをされており、
弟の三浦文仁さんがご来場、日本酒に関する講習等から会がスタートしました。
3月11日の震災では、
弘前市のある津軽平野は東京よりも揺れが小さかったそうで、
地震による直接的な被害はほとんどなかったそうです。
そんな中で電気が止まり、
すぐに復旧すると思っていたらラジオ等で非常事態である状況を把握。
結局停電は2日間に及び、当然造りの真っ最中。
氷を大量に使い温度管理をしていたそうです。
一通りの日本酒に関する知識を教えていただき、
まずは2種類の利き酒。
同じお米、同じ造りですが、ひとつは搾ったままの生酒。
もうひとつは搾った後に火入れをした酒。
とても同じ造りをしたものと思えない2つのお酒の違いに皆が驚きました。
味わいがまったく違う二つの酒ですが、
数値(日本酒度、酸度、アミノ酸等)はまったく変わらないそうです。
舌の上での感じ方が違うだけ。
火入れをするということはその分「熟成が進む」ということと同じだそうで、
味わいがまろやかになるようです。
仕込み水も持ってきていただきました。
蔵の敷地内の井戸水だそうですが4mしか掘っていないらしい。
たくさんのお酒を飲ませていただきましたが、
この日の目玉はコレ。
「2011年チャレンジタンク」
三浦酒造では毎年1タンクだけ蔵元の遊び心満載のお酒が醸されているのです。
限定品となりますのであまり量はありませんが、
今年のチャレンジタンク、当店にも分けてもらえそうです。
ご期待ください。
三浦酒造㈱ 三浦文仁様
楽しい時間をありがとうございました。
そして長い夜はまだまだ続く、、、。(笑)
博多水炊き 銀獅子総本家
by hinaijidori
| 2011-07-27 19:22
| 店長のひとりごと