芋焼酎 八幡
2011年 06月 09日
この芋焼酎「八幡」は特別にお願いしてお分けいただきました貴重品です。
昔変わらぬ”かめしこみ”による手造りの味わいがなんともいえません。
芋の風味がストレートに生かされております。
根っからのいも焼酎ファンに支持されている名品です。
誠実な人・高良武信さんが造る誠実な焼酎です。
川辺は、その名のとおり、里のあちこちで清らかな流れに出会い、
また広い田畑と穀物の実りも豊かな、昔からうまい焼酎のできるふるさとでした。
そんな焼酎好きの祖先が自分の飲み分や、
イモを持ってくる近在の衆のために造っていたものが、
いつのまにか家業になってしまったそうです。
蔵のちょうど裏手にある飯倉山から何百年も前からこんこんと湧き出る清水を引いて来て
割り水や仕込み水に使用。焼酎づくりにとってかけがえのない水です。
原料に使うイモは地元で丹精こめてつくられた新鮮なイモに限る。
そこで、近所の農家と話しをして、
十軒ほどから毎日一軒ずつ持ってきてもらうことにしているそうです。
その日仕込む分のイモはその日しか準備をしない。
手伝いの人二、三人と一家総出で朝早くからイモをむき、昼からの仕込みに備える。
急ぐとはいえ、イモを持つ手はそっと卵を扱うように優しい。
ほんのちょっとのキズが焼酎の香りをこわしてしまうのだそうです。
この蔵では仕込みはすべて「かめしこみ」。
大学の醸造学部の研究室で学んだ若い杜氏高良武信さんが昔ながらの手作りを
後生大事に丁寧に丁寧に醸しています。
昔と同じイモと水と、昔と同じかめで仕込まれる焼酎はまろやかな味で、
昔なつかしい気持ちになれます。
高良酒造有限会社
<杜氏>高良武信
鹿児島県川辺郡川辺町宮4340
博多水炊き 銀獅子総本家
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by hinaijidori
| 2011-06-09 19:07
| 水炊き屋のお酒